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表紙はセルフマガジンの顔。
表紙がいいかどうかで
大きく反応が変わってきます。
そのために目を引く
ビジュアル(写真やイラストなど)を
使って表紙を作る人は多いと思いますが
それ以上に大事になるのがテキストです。

表紙に思わず手にしたくなるような
文言(テキスト)が
あるかがどうかが極めて重要になります。

宣伝くさいものは
よほど興味のある人しか手にしてくれません。
メリットがあるからこそ
冊子をもらってくれる、
冊子を希望してくれる、
冊子を開いて読んでくれるわけです。

たとえば「かさこマガジン」で
考えてみましょう。
もし表紙にでかでかと
「かさこマガジン」と
書いていたらどうでしょう?
「かさこ」を知っている人は
手に取るでしょうが
「かさこ」を知らない人は
欲しいと思わないのではないでしょうか。
知らない人の冊子をもらっても仕方がない。
私には関係ない。
もらってもメリットないと思われてしまいます。

でも「夢を叶えるブログ術」と
表紙に書かれていたらどうでしょう?
「好きを仕事にする7つの武器」と
書かれていたらどうでしょう?
「かさこ」を知らない人も
「その内容を知りたい!」と思って
手にとってくれるのではないでしょうか。

知っている人に配布する冊子なら
「かさこマガジン」といった文言を
大きく載せても問題はありません。
でも自分のことをあまり知らない人に
手にしてほしいと思うのなら
自分の名前を大きくアピールしても
興味を持ってはもらえません。
だから興味を引く文言を
表紙に載せておくことが大事なのです。

実例を上げましょう。
「クリエイターEXPO」という
700人ものクリエイターが
出展するイベントに出た時のこと。
セルフマガジンを配布すべく
ブースで通りがかる人に
冊子を渡していました。

はじめは宣伝パンフレットの類だと
思われるせいか、目の前に差し出しても
手に取ろうとはしません。
しかし表紙の文言が目に入ると、
いらないと断ろうと思っていたのに
思わずもらってしまう人が何人もいました。

なぜか。
表紙に「夢を叶えるブログ術」
と書かれていたからです。

「ん?夢を叶えるブログ術?
じゃもらってこっか」と言って
一度は断ったのに
もらっていってくれた人が
何人もいました。

宣伝ではない文言が書いてあり
読者にメリットがある文言だからこそ
知らない人がもらってくれるのです。

たとえば、うさくま堂デザイン
竹村由佳さんのセルフマガジン。
表紙には大きく
「売上アップを実現するためのデザインとは」
と書かれています。
知りたくないですか?
知りたいですよね?
しかも無料でもらえるのなら。

たとえばプロ合コンコーチの
アモーレ石上さんのセルフマガジン。
彼女いない歴3年のあなたでも
モテ男に生まれ変われる
下克上合コン術と書かれています。
知りたくないですか?
知りたいですよね?
しかも無料でもらえるのなら。

そうやって手に取るメリットを
感じさせる文言を表紙に載せておくと
知らない人に手にとってもらい
そこから自分のことを知ってもらえて
場合によっては
仕事につながっていくのです。

表紙はセルフマガジンの顔。
ビジュアルやデザインも大事ですが
読み手が思わず手に取りたくなるような
読み手にメリットを感じさせる
知りたいと思わせる文言を
載せるとよいでしょう。

・「好きを仕事にする7つの武器」を
解説した無料冊子「かさこマガジン」
希望の方は下記フォームにご記入ください。
申込フォーム

個人で作る小冊子という意味では
セルフマガジンでなくても
リトルプレスやZINE(ジン)と
呼ばれる小部数の自主制作冊子もあります。

ただセルフマガジンが
大きく異なるのは販売目的ではなく
無料であることだと思います。

リトルプレスやZINEは
いわばインディーズの出版物
といったイメージのものが多く
中には無料のものもありますが
その多くが価格がついており販売されています。

しかしセルフマガジンは違います。
無料です。
なぜなら自身の宣伝冊子だからです。

たとえ冊子のクオリティが
有料にしてもいいぐらいの内容であっても
セルフマガジンの目的は自分自身の宣伝。
そのため無料で配布することが
セルフマガジンの特徴といえるでしょう。

セルフマガジンは個人版会社案内。
有料の会社案内というのはほとんどないように
個人版の会社案内なので無料なのです。

パンフレットやチラシが有料でなく
無料で配布するのと同じ感覚で
セルフマガジンはより詳しいチラシ、
より詳しいパンフレット的性質があるので
無料で配布が基本となります。

価格をつけて販売し
それ自体で利益を得ることが
セルフマガジンの目的ではありません。
またリトルプレスやZINEのように
作品を見てもらうことが主目的ではなく
作品をきっかけに仕事を獲得したり
自分の宣伝につなげることが主目的です。

もちろんリトルプレスやZINEでも
セルフマガジン的意味合いで
作成されているものもあると思いますが
セルフマガジンは単なる作品集ではなく
販売目的冊子ではなく、
宣伝的意味合いが強いというのが大きな特徴だと思います。

クリエイターの営業ツールとして
使われていたポートフォリオ(作品集)を
印刷して冊子にしたものがセルフマガジンだが
大量に配布できることから
わざわざ相手先に出向かなくても
DMとして営業する方法も可能になった。

ただDMとして送る場合、単なる作品集では
仕事が獲得しにくくなってしまう。
作品集を持参し
相手先に出向いて営業すれば
口頭で補足説明ができたり
自身の人となりを理解してもらえる。
しかしDMとなるとそうはいかない。

そこでセルフマガジンには
作品紹介だけでなく
自身のプロフィールや
他のクリエイターとは違う強みや特徴、
料金表なども載せるといいと考えている。

クリエイターの相手先となる
制作会社などでは
作品だけ見せられても
仕事を発注するかどうか判断ができない。
作品がいい、実績があることは大事だが
他のクリエイターと何が違うのか、
どんな人なのか、
どのぐらいの納期でやってくれるのか、
料金はいくらかなども
重要な要素になるからだ。

セルフマガジンは単なる作品集ではなく
他者との違いを鮮明に打ち出し
自分の強みを明確にし
ニーズを喚起するような情報を載せれば
DMであっても興味を持ってもらえて
仕事獲得につながるのではないか。

逆を言えば営業先に出向く前に
先に冊子を送っておいて
興味を持ってくれた営業先にだけ
挨拶に行った方が効率的効果的な
営業になるというメリットも。

個人事業主の場合、目の前の仕事を
こなすことでなかなか営業に行けない。
少しでも効率よく効果的に
営業する意味でも
作品集持参営業より
セルフマガジンDM営業の方が
よい場合も多いといえるだろう。

私の場合は、会社員のかたわら
個人でも仕事をしていたので
会社を抜け出して
営業しにいくのは難しい。
でもセルフマガジンDM営業にして
興味を持った会社さんに
出向く形にするなら
会社員のかたわらでも営業にいける。

実際にセルフマガジンDM営業によって
これまでいくつも仕事を獲得している。

ファイリングしたポートフォリオから
冊子にしたセルフマガジンにしたことで
個人の営業力をアップする
ツールに進化したのだ。

だからこそ多くの人に
セルフマガジンを作ってほしいと
思ってます。


個人最強の営業ツールとして
個人活動紹介冊子である
セルフマガジンを勧めている私ですが
セルフマガジンを作ったきっかけは
作品集のファイリングが面倒くさいから!
セルフマガジンが誕生した
エピソードを紹介しよう。

これまでライターやカメラマン、
デザイナーなど、クリエイターが
仕事を獲得するための営業ツールといえば
ポートフォリオと呼ばれる
作品集が一般的だった。

今までどんな雑誌や本、
冊子、Webで仕事をしてきたのか、
実績を新規営業先に示すために、
掲載された該当ページの
カラーコピーを行い、
それをファイリングした
ポートフォリオ(作品集)を
営業先に渡していた。

ただファイリングが面倒くさい。
カラーコピーするのも大変だ。
ライター、カメラマンとして
仕事をしていた私は
当初は他のクリエイターと同様
ポートフォリオを作成していたのだが
どうにも面倒だと思っていた。
そこで考えたのがセルフマガジンだ。

「いちいちカラーコピーして
いちいちファイリングするより
冊子にして大量に
印刷しちゃえばラクだ!」と。
ファイリングするより
冊子の方が見映えもいい。
そこで2011年1月に作ったのが
セルフマガジン第一号となる
「かさこマガジン1」だ。

そう。セルフマガジンは
一クリエイターの「面倒くさい」
という理由から誕生したのだ。

<従来のクリエイターの営業方法>
①仕事をした掲載誌現物を
持参し新規営業先に見せる。

ただし
・重い
・先方に渡せない
といったデメリットがあり
カラーコピーをファイリングして
相手先に渡せるポートフォリオが誕生。

②ポートフォリオを持参し
新規営業先に渡す。

ただ作成が面倒。
そこでポートフォリオを印刷して
冊子にしたセルフマガジンが誕生した。